今年も万場高校、中里中、上野中の３校合同で慰霊登山に行ってきました。上野中からは例年通り２年生が参加。暑い日となりましたが、尾根には涼しい風が吹いていました。役場の皆さんにもご協力いただいて作成した千羽鶴をしっかり献納し、管理人の黒澤完一さんから事故当時の尾根の様子を伺いました。

　３９年前の事故のことは今の中学生、高校生には遠い昔の話に聞こえるかもしれません。しかし、紛れもなくこの上野村で起きた事故であること、おじいさん、おばあさん世代の方々が、献身的に救助・協力した事実を直接感じることのできる大切な時間となりました。

　この経験を、事故を知らない人にしっかりと伝えていくことが上野の村っ子として大切なこと。さらに、中学生ですから一人の村民として、これから自分に何ができるかを考えるきっかけにしてほしいとも思いました。

　もうすぐ、８月１２日。犠牲者５２０名の御霊が安らかなることをお祈りいたします。